悪夢再びか…。西武は8日のロッテ戦(ベルーナ)に3―7と敗戦。本拠地開幕4連敗で借金は4に膨らみ、リーグ最下位に転落した。先発・高橋光成投手(28)は苦しみながらも5回4安打1失点。課題とされていた女房役・古賀悠斗捕手(25)との呼吸はいまひとつで、球数が89球とかさんだ5回で降板したのは何よりの証拠と言える。足かけ2年もの間、勝ち星のない迷える右腕と若き扇の要の〝関係性〟に一体何が起こっているのか――。

 開幕16連敗を含む昨季4勝21敗とカモにされたロッテを相手にいいところなく終わり、まるで去年がフラッシュバックするかのような今季初対戦だった。先発マウンドに立った高橋は粘投こそ光ったとはいえ、この日も圧倒的な内容は残せずじまいだ。

 西口文也監督(52)は高橋について「まあまあボチボチという感じ。良くもなく悪くもなく」と寸評。前回登板の3月30日・日本ハム戦(ベルーナ)で野村に2被弾を含む3安打6打点を献上した古賀との〝微妙な連携〟については、こうも続けている。

「2人でしっかり試合後に話して、今日どういう形でいってくれるかなというところで、今日も古賀とバッテリーを組んでもらった。まあ、いろいろ考えているなというのはよく分かりました」

 古賀のサインに高橋が首を振るシーンも幾度か散見された点についても、指揮官は「もちろん投げたいボールをチョイスするために首を振る。首を振ることによってキャッチャーもこういう場面ではどういうボールを投げたいか、勉強になる。それはそれでいいかなと思う」とした。

 2人のコンビを変えることは「今のところは考えていない」という。西口監督は「どれだけキャッチャーを信頼していくかっていうところ。今日は光成的には、自分の投げたい球をチョイスしていきたかったんじゃないですかね」と続け、投手目線で両者の意思疎通にズレが生じていることも暗に指摘した。

 一方の古賀は「話してやっていたことが、5回でしたけど、やれてよかった。(球数も)気にしてやっていかないと」とポジティブに振り返った。

 とはいえ、高橋は2023年9月10日の日本ハム戦(エスコン)での勝ち星を最後に、ここまで白星ゼロ。18試合連続で勝利から遠ざかっている。古賀とのバッテリー連携に加え、路頭に迷う〝獅子エース〟のさまざまな課題が解決に至らなければ昨季91敗に沈んだチームの再建は今季もイバラの道だろう。