巨人の元エースで監督も務めた野球評論家の堀内恒夫氏(77)が17日、自身のブログを更新し、快投を続ける山崎伊織投手(26)を絶賛した。

 山崎は16日のDeNA戦(東京ドーム)で7回無失点。99球を投げて5安打、10奪三振、1死球でまとめ、今季3戦全勝を記録した。キャンプやオープン戦では状態が上がらず、堀内氏は「いるのかい?」とハッパをかけたこともあったが、開幕してみれば破竹の23イニング連続無失点。前日の投球内容には「完璧ですよ。そりゃ、投げ損ねもあるけれどコントロールいい。テンポいい。フォークは落ちる。しかし こんなにいいピッチャーだったかね?(笑)相手がお得意さまだからか(笑)自信を持って投げてるよね」と非の打ちどころなしだった。

 ただ、堀内氏が先発投手に求めるハードルは高い。リリーフとの分業制が進んだ現在でも、日ごろから「完投」や「完封」を唱えており、快投を見せた山崎にもやはり同じ注文をつけた。

「俺が言いたいことは一つ。無失点の記録がどうこう言ってるけど ちょこちょこ投げて繋げたって意味ないじゃん。最後まで投げなくちゃ。他の球団のピッチャーはもう完投し始めているじゃんか。昨日は7回99球ですよ。点を取られる気がしなかったし 5―0とチームに余裕もあったしわざわざ変える必要もないと思うんだけどねぇ」

 もちろん、戸郷や山崎に大エースになる可能性を感じているからこそだ。堀内氏は「野球が終わって振り返った時に勝ち星の数に対して完投、完封がいくつと数字だけで判断されるわけさ。その時にこんなにいいピッチングしたなんて誰も覚えてくれていないんだから ピッチャーにとって完投、完封の数を残すって大事なことなんですよ。勲章は多ければ多いほうがいいのさ」とつづった。

 ちなみに、現役時代の堀内氏は「178完投」で「37完封」。山崎は「4完投」「2完封」となっている。ブログの最後は「次回も楽しみにしてますよ!」と結んだ往年の大エースの期待に応えられるか。