DeNAのトレバー・バウアー(34)が16日の巨人戦(東京ドーム)で大炎上した。

 先発マウンドに立ったものの、一昨年も一発を食った巨人・岡本和真内野手(28)に4、5号と2本のソロ本塁打を被弾し、5回7安打5失点で途中降板。白星なしの今期2敗目を喫し、チームも0―5と大敗して借金2となり最下位転落だ。

 この日のバウアーは初回の立ち上がりから打ち込まれた。先頭の泉口を四球で歩かせ、甲斐にスライダーを左前に運ばれて無死一、三塁。続く吉川に得意のナックルカーブを捉えられ、これが右前適時打となって先制の1点を与えた。さらに岡本和の遊ゴロの間に1点追加され、初回だけで2失点となった。

 この後、岡本和にはマウントを取られ、文字通り「ボコボコ」にされてしまう。3回一死からスライダーをバックスクリーン左へ4号ソロ本塁打をたたき込まれた。5回二死二塁の場面では、この日最速となった155キロの真っすぐを左翼スタンドに運ばれる5号2ランで5失点目。打たれた瞬間、バウアーは天をあおぎながら肩を落とした。

 その一方、試合後の助っ人右腕は苦笑いを浮かべてこう振り返った。

「岡本に投げた球は本当に2球とも、ど真ん中に入ってしまった。きょう投げた悪い球のナンバーワンとナンバーツーだ。自分はいいバッターではないが、あの球が来たら自分でもヒットにできただろう。あの2球は完全に自分の投げミスだ」

 そこで思い出されるのが前日15日のバウアーのコメント。一昨年5月9日、初対決の巨人戦(新潟)で7失点したことについて、こう言っていたのだ。

「注意する打者は岡本だよ。一昨年は巨人の打者に3本ホームランを打たれた。そのうちの1本が岡本。彼にはペイバック(借りを返す)したい」

 それが物の見事に返り討ち。一昨年10月から5連敗中の巨人・山崎伊を攻略できなかった打線にも敗因はあるが、先発投手が5回までに5点も取られたら試合にならない。

 バウアーのクセを巨人に見破られていた可能性もあるが、三浦大輔監督(51)はこれを否定している。

「それより制球の面で、中に入ったところを捉えられたんでしょう。(次回登板については)これから考えていきます」

 バウアーの次回登板で「3度目の正直」なるか。シーズン序盤とはいえ、ベイスターズの浮沈がかかっている。