中日は10日の広島戦(バンテリン)に延長11回の末、1―2で敗れ、最下位転落。勝てば今季初の3連勝&3位タイ浮上だったが、10回二死満塁の好機に代打・板山が三振に倒れるなどあと1本が出ず連勝ストップとなった。
この3連戦では初戦先発のマラーが8回途中1失点、2戦目の柳は7回無失点、3戦目・大野も6回無失点と好投しながら先発投手に勝ち星がつくことはなかった。
試合後の井上一樹監督(53)は「大野に勝ちがつくのが一番良かったんだけど、それができなかったのはこちらも残念だし、ピッチャー陣もこれまで頑張ってきてるがゆえに悔しさはたぶんあると思う」とコメント。そして「先発ピッチャーに勝ちがついてほしいし、先発ピッチャーに勝ちがつくってことは、チームが乗っていくっていうことだから」とも続け、悔しそうな表情を浮かべた。
確かに中日は得点力不足がここ数年にわたり、深刻な課題となっている。とはいえ今季も開幕早々から、これほどまでの貧打にあえぐ状況はさすがに首脳陣も想定外だったはずだ。昨季の中日はバンテリンドーム移籍後、最低のチーム得点(373)を記録したが、今季の中日はここまで12試合を戦ってわずか20得点。1試合平均得点は1・67(昨年の1試合平均得点は2・61)となっており、これはシーズン238点ペースと立浪監督時代をも大きく下回っている。
しかも11日からは敵地での阪神戦。甲子園では昨季0勝10敗1分けと一つも勝てず、1試合平均1・55得点と〝鬼門〟になっているのが現状だ。井上監督が「明日の大阪の決戦には連れていきます」と明言している通り、チームは上半身のコンディション不良で戦線離脱していたボスラーを一軍に上げて局面打開を図る。この一手で打線が奮起しないと4月戦線は、さらに厳しい境遇へと追い込まれそうだ。












