中日は2日の巨人戦(バンテリン)に0―2で完敗を喫し、今季初の連勝を逃した。巨人の新ストッパーとなったライデル・マルティネス投手(28)に9回を抑えられ、借金生活に逆戻りした。
昨季までドラゴンズの守護神を務めていたマルティネスが古巣本拠地のマウンドに登場した際には、スタンドの一部からブーイングも発生。それでも大多数の竜党は「敵」となった相手ストッパーに対し、温かい声援と拍手を送った。
やや異様なムードに包まれた中、中日打線はかつてのチームメートを攻略できず2セーブ目を献上。試合後、井上一樹監督(53)は悔しげに「対戦する上でやられっぱなしというわけにはいかない。明日も対戦する可能性があるのでこちらもいろいろ探っていきたい」。松中信彦打撃統括コーチ(51)も「ボール球を振らなければチャンスはあると思うし、そういうところを徹底させる。今日は低めのボール球をみんな振っていたのでそこは修正しないといけない」と雪辱を誓った。
だがマルティネス対策もさることながら、中日打線は5試合で早くも2度目の零封負けを食らうなど深刻な得点力不足に陥っている。開幕から5試合戦って、わずか5得点は12球団最低で0本塁打もセ・リーグではドラゴンズだけだ。
昨年12月にマルティネスの巨人移籍が決まった際、井上監督は「出さなきゃいいじゃん。(マルティネスが9回に)出てくる展開にならなきゃいいじゃん」と強気に語っていた。だが、ふたをあけてみると中日のここまでの1試合平均得点はわずか「1」。白星を飾った2戦のスコアも1―0、3―2と僅差をしのいでの薄氷勝利だ。
序盤からリードを奪って巨人に勝ちパターンの投手リレーをさせないことが最高の〝ライデル封じ〟となるが、今後は果たしてシナリオ通りに展開できるか。












