【元局アナ青池奈津子のメジャー通信】東京での開幕シリーズを直接観戦した人も、テレビ観戦した人も、イベントを盛り上げるために働き詰めだった人も、すごい量のニュースジャックに疲れた人も…お疲れさまでした。
よく現場で一緒になるロサンゼルスの「KCALニュース」のスポーツアンカー、ダレン・へイエス氏は初来日に寝る間も惜しんで、観光地や球場を楽しそうに取材していた。「(米国で毎年すごく盛り上がる)スーパーボウルに何度も参加してきたけど、こんなふうにファンから愛を感じたのは初めて。自分は歓迎されているのだと現場で感じたのは初めて」と言ってくれ、日本人としてとても誇らしかった。
改めて東京ドームの立地のよさ、10万人以上が詰めかけた中でも統制が取れた日本の運営とファンのまとまり。メディア入り口の回転ドアで、人が挟まれないよう係の人が回していてくれたこと、グッズが期間中に回るよう初日に全部売り切らないところなど、米国では手が届かない細やかな気遣いに感動した。
気が回るがゆえ、羽田空港で1960年代のビートルズさながらの熱烈な歓迎を期待していたドジャースの面々が、セキュリティーの都合から裏ルートで抜け出しても「なんてバズキル(盛り下げ)!」と残念に思わずにはいられなかったり、外国の報道陣がもらったドームで使える食券をもらいに行ったら「あ、日本メディアの方はダメですね~」と言われて衝撃を受けたり…。そんな塩対応もある意味ジャパンらしいのだが、そこはぜひとも次回改善してほしいポイントなので、ここでこっそり訴えてみる。
なんせ、食への欲求は万国共通。テオスカー・ヘルナンデスは「屋台のラーメンを食べたい」と玄人でも難しいリクエストを出していたが、見つからずに「一風堂」へ。ロサンゼルスやニューヨークにもあるのだが…と伝えると「食べに行かなきゃ!」と目を輝かせた。
日本3選手がホストとなったディナーで、話題となったのが「ウニを食べるかどうか」。ランドン・ナックはチャレンジして「一番気に入った」といい、アレックス・べシアは「僕が試したのはマグロまで」。フレディ・フリーマンは「実はオフにロウキのFA交渉ディナーで初めてウニを食べた時はおいしくないと思ったんだけど、日本ではおいしかった。ロスで食べたのはオレンジ色で、今回のは黄色だった」と明かした「あ、毛ガニだけは二度と食べない!」と強調していた。
キケ・ヘルナンデスは「日本は水がおいしい」とまるっきり違う視点に、感動しながら笑ってしまった。
そんな中、一番記憶に残ったのはジャスティン・ターナーだった。まだどこかドジャースの印象が残るジャスティン。日本でもドジャース時代の自分のユニホームを着ているファンがたくさんいたことをとても喜んでいた。
インタビュー後に「練習に行かなきゃ!」とフィールドに小走りで出て行き、客席からの声援に手を振ったと思いきや、足を緩めて客席方向へ。近くもなく見逃してもおかしくない距離だったのに、一瞬にして自分のトレードマークである赤ヒゲをつけた子供たちを発見し「彼らをこっちに通してあげて」と網をくぐらせてあげた。記念撮影する時の彼は大リーガーの貫禄たっぷりで「ああ、私は日本でこういう場面を見たかったんだ」と思わせてくれる最高の瞬間だった。
帰ったら間髪入れずにフリーウェイシリーズ。今年も忙しいシーズンになりそうだ。












