広島の開幕投手・森下暢仁投手(27)が、21日のソフトバンク戦(みずほペイペイD)に先発。3回3安打1失点で、公式戦前の最後の調整を終えた。

 初の大役へ本番の感覚はきっちりと掴んだ。昨季のパの覇者・ソフトバンク相手に「ストライクゾーンで勝負するということは決めていたので、それが出来て良かった」とテンポよくアウトを積み重ねた。

 初回の立ちあがり、淡々と投げる姿に、むしろ風格が漂った。先頭・周東に右前打され、いきなり走者を背負ったが、慌てず騒がず。「ランナーを出しても、しっかり投げることができた」と、続く2番・ダウンズを130キロチェンジアップで空振り三振を奪うと、続く柳田をカットボールで注文通りの二ゴロ併殺に。初回を14球で切り上げると、続く2回は8球、3回は二死二塁から周東に再び左翼線に運ばれ1失点を喫したが、この回も12球と、順調な仕上がりを連想させるに十分な好テンポだった。

 最速148キロの直球、カーブ、チェンジアップ、カットボールと万遍なく投げ分け、34球の最終調整を完了した。監督として、3度目の開幕を迎える新井貴浩監督(48)も「あとは開幕にむけて、しっかりと調整してもらえれば」と、初の大役を任せた右腕に太鼓判を押した。森下も「いい準備をして、マウンドに上がりたい」と1週間後の本番を見据えた。指揮官に就任初の「開幕戦勝利」を送るべく、3・28へ、さらに入念な準備に取りかかる。