第97回選抜高校野球大会第3日第2試合が、20日に甲子園で行われ、2大会ぶりの春制覇を目指す山梨学院が天理(奈良)に5―1で勝利。序盤は投手陣が苦しみながらも1回戦を制した。吉田洸二監督(55)は「きょうは勝った気がしないというか本当に重かったです。自分の野球ができなかった初戦でした」と振り返った。
 
 先発左腕・津島(3年)が3回途中で降板となったが、2番手右腕・藤田(2年)が踏ん張った。一死一、二塁からマウンドに上がると、2者連続死球で1点を献上。133キロの直球が7番・石井の頭部を直撃したことから球場は騒然となったが、後続を空振り三振に仕留めた。

 その後は落ち着いた投球を見せ、5イニングと2/3を投げて3安打無失点。藤田は「みんなが声をかけてくれて、周りを信じて自分のピッチングをしようと思って。切り替えて投げることができました」とうなずいた。

 その一方で、3投手で10四死球と制球が乱れた投手陣に対し、指揮官は「自分の思うようなボールが投げれていなくて。対戦相手の石井君も申し訳なかったです。きょうはそれぐらい投手陣のコントロールの制御がつきませんでした」と話していた。

 打線は1点ビハインドで迎えた4回二死二、三塁から鳴海(3年)の2点適時二塁打が飛び出し、逆転に成功。6回にも二死満塁から連続押し出し四球で2点を追加し、逃げ切った。次戦は大垣日大に快勝した西日本短大付(福岡)とぶつかる。