第96回選抜高校野球大会の第4日第1試合は、宇治山田商(三重)が、東海大福岡に5―4で勝利。
宇治山田商は再三のアクシデントに見舞われたが、チーム全員の力で勝ち星をつかんだ。この日は、オーダー表交換後に出場予定だった選手が体調不良を訴えたため、中瀬(2年)が急きょ代役で先発出場。さらに、3回には中川(3年)が頭部死球を受けて途中交代を余儀なくされ、6回には郷(2年)が守備で足がつり、そのまま交代となっていた。
試合は3点リードの5回二死満塁で2番手・田中(3年)が連打を浴び3点を失い、試合を振り出しに戻された。それでも、直後の6回一死一、三塁から9番・加藤(2年)が2ストライクまで追い込まれるも左前適時打を放ち、勝ち越しに成功。その後は1点を守り切り、16年ぶりの春初戦突破を果たした。
チームを勝利に導いた加藤は「打席で2ストライクになってからは、頭の中で色々混じっていて焦っていたんですが、(監督の)村田先生の顔を見たら笑顔だったので、落ち着いて打てたのでよかったです」と白い歯をのぞかせた。
また、村田監督も「全員野球ができたと思う。選手たちも何とか粘れるようにということを練習してきた。試合中もその話をしながらブレずにやってくれたと思う」とホッとした表情で振り返った。次戦は第8日第1試合で中央学院(千葉)とぶつかる。












