第97回選抜高校野球大会は19日、第2日第3試合で2年ぶり8度目出場の沖縄尚学が2年連続4度目出場で昨夏の甲子園4強の青森山田を6―3で破った。

 2年生エース左腕・末吉良丞投手が157球の熱投を見せ、チームの初戦突破に貢献した。立ち上がりから制球に苦しみながらも140キロ台の直球とスライダー、スプリットなどの変化球を駆使して6回までわずか1安打無失点。しかし、6点リードをもらった7回二死満塁から適時打を2本浴びて3点を失った。それでも計6四死球を与えたものの、最後まで力強い投球で完投を果たした。

 比嘉公也監督は「序盤はボールが上ずっていたのでどうなることかと思ったが、序盤以降はよく粘って修正してくれた。継投も頭にあったが、球数が多いというのは特徴といえば特徴。ベンチから球速を見ていて衰えていなかったので、最後までいってくれて良かった」と目を細めた。

 お立ち台に上がった末吉は「最初から自分1人で投げ抜くという気持ちでマウンドに上がっていた」と強気に語った。

 2回戦は、同じ2年生でこの日、第2試合で自己最速152キロをマークして甲子園を沸かせた織田を擁する優勝候補の横浜(神奈川)と対戦。「彼はあれだけ速い球を投げられるのは世代ナンバーワンと言われていてエグいす。ヤバいっす」と言いつつも「自分は自分なりのピッチングで頑張ろうと思う。負けるつもりはないです」と腕をぶした。