レスリングの元世界王者・浜口京子(47)が読者に元気をお届けする「気合でGO!」、今回はプロレスについて熱く語った。幼いころから憧れたプロレスラーになるという夢を今でも胸に温める京子にとって、プロレスがもたらすものとはいったい何なのか。そして〝ダークサイド京子〟へのひそかな願望とは――。

【浜口京子 気合でGO!】みなさんこんにちはー! プロレス、見てますかー! 私は会場でも中継でもよーく見ていますよ。父のアニマル浜口が道場を開いているので、出身の選手たちは特に応援しています。会場ではすごい声を出しますよ~。新日本プロレスだったら「内藤(哲也)~!!」、「鷹木(信悟)~!!」「YOSHI―HASHI~!!」「本間(朋晃)~!!」とか、ちょっとドスの利いた低い声で叫んでます。呼び捨てですね(笑い)。遠慮なんかしません。80歳を超えている初枝ママも大声張り上げているんですよ。きっと周りの方は気が付いていますよね。食事することも忘れちゃって、とにかくリングに集中しています。

 家でも、VHSの時代だったらテープがすり切れるほど、何度も何度も見ます。推しはやっぱり道場出身の選手たち。先日も大日本プロレスの中之上靖文選手がジムに来てくれました。みなさん、よく顔を出してくれるんです。うれしいですよね。

 父の影響で、赤ちゃんのころからプロレスを見てきました。後楽園ホールの座席でおむつを替えてもらっていたくらいですから。子供のころ、性格的にはおとなしいタイプだったのですが、プロレスは別。いずれプロレスラーになるだろうなと思っていました。

 今思えば、レスリングの道に進んでも、私の心はプロレスラーだったんです。父から「マットに立っただけでさまになる選手になりなさい」と教えられていましたから。髪の色を金や赤にしたり、言動もポーズも、どこか〝魅せる〟ということにこだわっていたように思います。

 プロレスラーをリスペクトしています。どれだけのダメージを受けても立ち上がる。すごいです。プロレスを見ると、元気をもらえるから好きなんです。今でもなれるものならプロレスラーになりたい。実は、場外乱闘をやってみたいんですよ! 相手を振り回したり。コスチュームはダメージデニムにTシャツかな。あと、ちょっとダークな感じのメークもしてみたい。フフフ。でもリングに上げてもらえるなら、もっとトレーニングが必要ですよね(と、カレーライスのあとにオムライスをペロリと平らげる)。

 今もトレーニングは欠かしていませんよ。いつでも動ける体でいたいので。2025年ももっとプロレスを見て、選手たちを応援するつもりです。みなさんも、プロレスからたくさんの元気をもらいましょう! もしかしたら隣に私がいるかもしれませんよ…。気合だー!

 ☆はまぐち・きょうこ 1978年1月11日生まれ。東京・台東区出身。父は元プロレスラーのアニマル浜口氏。14歳からレスリングを始める。95年世界選手権初出場。97年同初優勝。日本女子最重量級エースとして不動の地位を確立し、5度世界を制した。2004年アテネ五輪、08年北京五輪72キロ級で2大会連続銅メダル。12年ロンドン五輪11位。全日本選手権は史上最多の16度優勝を果たしている。