レスリング女子53キロ級で2024年パリ五輪金メダルの藤波朱理(日体大)が〝重圧〟との向き合い方を明かした。

 25年末の全日本選手権(東京スポーツ新聞格技振興財団協賛)は57キロ級で優勝。連勝記録を「150」に伸ばすなど、パリ五輪後も女王の座に立ち続けている。

 2日には大学スポーツ全体の活性化を目的に創設された「UNIVAS AWARDS2025―26」の表彰式に出席。女子の最優秀賞に選ばれた藤波は、連勝記録について「自分では勝ち続けている感覚はなく、毎日毎日、日々日々成長していく、強くなっていくことを目指しているので本当にたまたま。でも注目していただけるきっかけだと思うので、自分自身は意識しないけど、そこも注目して楽しんでいただけたら」と頼もしい言葉を残した。

 勝って当たり前の雰囲気には「弱気な自分や不安になる自分もいる」というが、攻略法を見いだしている。「自分自身ともしっかり向き合って、そういう自分自身も認めてあげる。その自分も必ず必要だと思うので、前に少しずつ一歩ずつ進めていけたら。選手としてやれる時間は限られていて、いいこと、悪いことがあるけど、全てのことに意味がある。いいことも悪いことも味わって、楽しんでやり切れたら」と語った。

 今季は9月に愛知でアジア大会が開かれる。三重県出身の藤波にとっては、縁のある東海地区での国際大会となる。「アジア大会、ロサンゼルス五輪での金メダル」と目標を宣言。大学での学びを今後につなげていく。