2年後も期待大だ。レスリングの明治杯全日本選抜選手権(東京スポーツ新聞格技振興財団協賛)最終日(24日、駒沢体育館)、女子57キロ級は2024年パリ五輪53キロ級で金メダルの藤波朱理(22=レスター)が永本聖奈(アイシン)に8―0と快勝。連勝記録を153に伸ばし、今秋のアジア大会(愛知)と世界選手権(カザフスタン)の代表権を獲得した。
非常事態にも負けなかった。今大会の約3週間前に左ヒザの靱帯を負傷。心が折れかけるも、28年ロサンゼルス五輪を見据える上で「万全な状態で出られない大会もある。あえて万全な状態じゃない中で、自分がどれだけできるのか」。この日は左ヒザへの攻撃を封じつつ、低い姿勢でのタックルなどでポイントを重ねた。
ロサンゼルス五輪は2階級制覇が懸かった戦いになる。53キロ級とのパワー、スピードの違いに向き合う必要があるが、過度な心配は不要だ。日本協会の関係者は「減量をやっていると普段の動きができない場合もあるけど、前よりもその不安は減ると思う。筋力差の部分も元々体は大きいし、スピードがあるので対応できると思う」と太鼓判を押した。
アジア大会は故郷の三重の隣県にあたる愛知が開催地となる。藤波は「勝ち切るのは大前提の中で、自分のレスリングをどんどん試したい」。大舞台に向けて着実に準備を進めていく。













