〝お騒がせ女子プロレスラー〟ことウナギ・サヤカ(38)が、初のワンマッチ興行(16日、 東京・後楽園ホール)を大成功させた。

 自主興行第3弾で4月に引退する〝女子プロレス界の横綱〟ことセンダイガールズの里村明衣子(45)と時間無制限1本勝負のシングルマッチで激突。前売り時点でチケットは完売し、当日は立ち見席も販売され1603人の観衆が押し寄せた。超満員札止めとなった会場の南側スタンドから2人が入場すると大歓声が巻き起こった。

 初対戦となる里村と向き合うと握手を求められたウナギだったが、まさかのビッグブーツ連発で拒否。これで怒りのスイッチが入った里村から猛攻撃をくらうと、場外に逃げ込み、隙を突いて客席に放り投げた。

 リングに戻ると怒り心頭の里村に強烈な蹴りを連発され一気にピンチに陥ったが、それでも立ち上がったウナギは雪崩式ブレーンバスターを敢行。この一戦のために磨いてきた羽根折り固めで執拗に絞り上げていった。

 だが、先輩の牙城は崩せず。20分過ぎ、スリーパーホールドで絞め上げ粘り強さを見せたが、力ずくで持ち上げられデスバレーボムでマットに叩きつけられてしまった。最後は里村のスコーピオライジングで脳天にかかとを落とされ3カウントを献上。24分21秒の激闘が幕を下ろした。

 試合後、マイクを持った里村から「今日、ウナギのおかげで超満員のお客さまに来ていただけて、試合ができたことをウナギに感謝する」と感謝のことを述べられ「私は引退した後も死ぬまでプロレスに人生かける。今日試合してウナギにもそういう匂いを感じた。私はできる限りウナギの夢を一緒に見たい」と呼びかけられた。

 するとマイクを奪ったウナギは「引退する前にウナギ・サヤカとシングルできてよかったな?」と〝ウナギ節〟を発揮。その上で「今でもたくさんの人が『昔のプロレスはよかった』って言ってる。それは確かにそう。でも今こうやってリングの上で戦っているのは現役のレスラー。だからこれから何があっても大きい夢を見て、大口たたいて夢をかなえ続けるとお前に誓うよ」と宣言した。

 最後には観客と「ありがとう、めいめい(里村)!」と大合唱。里村に抱き寄せられ座礼で健闘をたたえ合った。