女子プロレス「スターダム」の前ワールド王者・中野たむが、極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」に警告だ。

 中野は24日の栃木・ライトキューブ宇都宮大会で、自身がリーダーを務める「コズミック・エンジェルズ(CA)」の玖麗さやかと組み、現ワールド王者・上谷沙弥&Xと激突する大一番を控えている。同試合でCAが勝利すれば、中野の同王座挑戦が決定する一方、負ければ玖麗のヘイト入りが確定する。

 15日のGメッセ群馬(高崎市)大会で中野と玖麗は、同じくヘイトと因縁があるゴッズアイの朱里&虎龍清花と越境タッグを結成。ヘイトの上谷&刀羅ナツコ&小波&琉悪夏と対戦した。

 中野は上谷と一進一退の攻防を展開。だが、上谷にあっかんべーで挑発されると激怒し、王者の舌を引っこ抜こうとした。その後、場外戦で劣勢に陥ったが、朱里と好連係を炸裂。中野が琉悪夏に、朱里が刀羅にランニングニーを決め、圧倒する。

あっかんべーアピールの上谷(右)の舌を引き抜きにかかるたむ
あっかんべーアピールの上谷(右)の舌を引き抜きにかかるたむ

 13分過ぎ、流れを奪った中野だったが、上谷にフランケンシュタイナーで丸め込まれ、朱里が琉悪夏にボックス攻撃をくらうと、再びピンチを迎えた。それでも中野が上谷のフロントキックを刀羅に誤爆させることに成功。動揺する上谷をアンドロメダで仕留め、3カウントを奪った。

 試合後、マイクを持った中野は「上谷…人をおとしめることばかりに夢中になってると、それが必ず自分に返ってくるってことを忘れるな。アンタたちみたいに卑怯な手を使って、勝負の邪魔をするようなことを絆だって勘違いしてるアンタたちに、私たちの絆をバカにされる覚えはない」と言い放った。

 この言葉に朱里も「中野たむ、ありがとう。ヘイト、お前たちのやり方じゃ真剣に強さを求めているヤツらに勝てない。それを証明してやるよ! スターダムっていうリングは正直者が馬鹿を見る、そんなリングじゃない!」と同意した。

 最後に中野は「真面目で純粋で一生懸命な人が報われる空間にしていこうよ。2・24宇都宮、私たちも朱里たちもヘイト退治だ! それが終わったら、また対角に立とうよ」と呼びかけ、朱里と握手。玖麗にハグをしてリングを後にした。