女子プロレス「スターダム」のワンダー王座を保持する〝欲深き白虎〟スターライト・キッドが、V1戦(24日、栃木・ライトキューブ宇都宮)に向けて全身全霊で対策を講じている。
初防衛戦では極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」の吏南(18)を迎え撃つ。大一番を前にキッドは、なぜか制服姿で道場に登場。吏南の試合映像を見ながら自作の「吏南対策ノート」に「なるほど…」と細かくメモをし始めた。記者の直撃に「初シングルだから吏南のこと勉強してた。制服? 吏南がもうすぐ高校卒業だから、挑発する意味で吏南よりかわいく制服を着てみました」と満面の笑みを浮かべた。
吏南は2015年に入門したスターダム7期生の同期。苦しい練習生時代をともに過ごし、極悪ユニット「大江戸隊」ではタッグを組んだ。「出会った時、吏南は9歳。おかっぱでメガネをかけた元気っ子。大江戸隊の時は妹みたいに思ってたから一緒に技を考えたりしてた」と振り返った。
キッドは昨年4月に大江戸隊を追放されたが、フューチャー王者として最多防衛記録を「V12」に伸ばした吏南の成長を遠くから見ていた。「吏南の防衛戦を見てたら、私の持っていた時とは試合のレベルもマイクも全然違って頭いいなって。それに私が一度も勝ててない安納サオリに勝ったことには悔しさがある。吏南に対して怖さがないって言ったらウソになる」と実力を認める。
吏南の地元・栃木での決戦は完全アウェーが予想されるが、初防衛戦でベルトを失うわけにはいかない。3月に高校を卒業する吏南に対し「学業とプロレスの両立は私も通った道。だけど、私はプロレス一本になってからの苦しさを味わったからこそ、このベルトにたどり着いた。勢いだけじゃ私を超えられないし、このベルトは取れないっていう厳しさを叩き込んでやる」と言い放った。
「地元凱旋に甘えてないで王座戦までにもっと期待値上げて来いよ」。欲深き白虎が元盟友に格の違いを見せつける。












