男子20キロ競歩で2021年東京五輪銀メダルを獲得した池田向希(26=旭化成)が14日、ドーピング違反により4年間の資格停止処分を受けて無実を訴えた。

 日本陸連は14日に、世界陸連の独立監視部門「インテグリティー・ユニット(AIU)」からドーピング違反の疑いにより暫定資格停止処分を受けていた池田の正式処分を発表。4年間の資格停止という厳罰が下った。

 池田は昨年6月に血液ドーピングの疑いがあるとの通知を受けたが、一貫して潔白を主張しており、同7月には弁明書を提出。処分の取り消しを求めていた。

 この日発表された正式処分を受けて、池田は所属の旭化成を通じてコメントした。

「私は絶対にドーピングをしていませんので、今回の裁定は全く納得がいきません。あらぬ疑いをかけられ、全くもって理解し難い状況です。裁定が出た本日まで、今後の大会の出場を諦めずに練習に取り組んでいました。このまま身に覚えのないことで処分を課されるのは、極めて不条理と思わずにいられません。裁定の詳細が入り次第、適切な対応を検討いたしますので、今後ともご理解とご支援をいただければ幸いです」と切実に無実を訴えた。

 旭化成側も池田の支援を表明。「当社は、スポーツ界におけるドーピングには強く反対し、これを撲滅するためのAIUをはじめとする各種国際・国内機関の理念と活動を全面的に支持する姿勢に、変わりはありません」としつつ、こう続ける。

「一方で当社は、池田選手本人からのヒアリングのみならず、医学的見地からも多くの専門家の方々の意見書を頂戴し、池田選手のアンチ・ドーピング規則違反はないものと認識しており、今回の裁定については極めて遺憾です。Disciplinary Tribunalからの正式な裁定書面の内容を含め、必要な情報を収集の上、今後の対応について池田選手および関係者の皆様と協議・検討してまいります」とコメントした。

 今後はスポーツ仲裁裁判所(CAS)への提訴など徹底抗戦の構えとなりそうだ。