アイツも、アイツも、DOOMだ! 全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・斉藤ジュン(38)が、26日の幕張大会で安齊勇馬(25)を下して初防衛に成功。試合後には青柳優馬(29)からの挑戦表明も受けてV2戦が決定的となった。防衛ロードを歩み始めた王者は、これからどんな道を進むつもりなのか。かつてのコーチでもある優馬への思いを語りつつ、胸に秘めていた〝DOOMな野望〟を明かした。
試合は序盤、安齊の高い身体能力を生かした攻撃に苦戦を強いられる場面もあったが、持ち前のパワーを生かして脱出。コーナーに上がった安齊を雪崩式チョークスラムで叩きつけて大ダメージを与えると、最後はショートレンジラリアートから必殺のサイコブレイクで豪快にマットに叩きつけて3カウントを奪った。
試合後には恒例の〝モグモグタイム〟で大福をほおばり、優馬から挑戦表明を受けて「DOOM!」と受諾。V2戦での激突が決定的となった。優馬は、2020年に全日本に入団したジュンにとって〝元コーチ〟でもある。相撲からの転向当初、プロレスの「いろは」を道場で徹底的に叩き込まれたのが優馬だった。
そんな優馬についてジュンは「元コーチ? たしかにそうだし、同じ時期に教わっていたやつらはみんな青柳優馬に怖いっていう感情があるだろう。だけど俺には関係ないな」と苦手意識はないという。その上で「ただ、世界を見渡してもトップレベルのプロレスの天才であることは間違いない。そういう意味で戦って勝つことで得るものが大きいはずだ。だから必ずDOOMする」と拳を握った。
さらに「青柳優馬を倒すことが、俺の〝野望〟にもつながる」と不敵な笑みを浮かべた。この日下した安齊も、次戦濃厚な優馬も元3冠王者。ジュンは「これから、歴代の3冠王者とどんどん戦って、全部を倒していきたいんだ」と野望をぶち上げる。
優馬をド派手に倒すことが歴代王者を引っ張り出すきっかけになると見ている。ジュンは「宮原健斗ももちろんだし、諏訪魔ともこのベルトをかけてやりてえな」とニヤリ。昨年末で専務執行役員を退任して非常勤取締役となり、王道マットでの戦いの第一線から退いた暴走男を、再び3冠戦線に引っ張り出すことをもくろんでいるのだ。ジュンは「諏訪魔は最近、なんか影を薄くしようとしているけど、出てこざるを得ないようにしたい。重い腰をあげさせてやるぜ。その先にはアイツも、アイツもいるしな…」と不敵に話した。
3冠王座は永田裕志ら他団体の選手も戴冠。ほかにも面倒な人たちが多く巻いているが、そうした面々との対戦も狙っているようだ。ともあれ、豪快に歩みだしたジュンの防衛ロードはDOOMな戦いとなりそうだ。












