全日本プロレスのアジアタッグ選手権(13日、静岡・キラメッセぬまづ)は、挑戦者の安齊勇馬(25)、ライジングHAYATO(25)組が、吉岡世起(36)、MUSASHI(34)組を破り、第125代王者に輝いた。

 勢いに乗る新世代ユニット「エルピーダ」が、新たな勲章を手にした。HAYATOが捕まる苦しい展開を強いられたが、挑戦者組が逆転。最後は安齊がギムレット(変型ボム)でMUSASHIを沈めた。

 マイクを握った安齊は「俺もHAYATOさんもベルトを失って、ずっと考えていた気持ちがやっと満たされたと思います」と感無量の表情。直後に井上凌から次期挑戦を表明され、宮原健斗、井上組とのV1戦が濃厚になった。

 新世代の躍進は今春にスタートした。3月30日大田区大会で、安齊が中嶋勝彦に流出していた3冠ヘビー級王座を奪還。24歳10か月での初戴冠は、同王座史上最年少記録となった。

 5月には安齊、本田竜輝、綾部蓮、HAYATOで新ユニットを結成。8月に安齊は3冠王座から陥落したものの、9月の王道トーナメント優勝決定戦は綾部と本田のエルピーダ対決となり、綾部が初優勝を果たした。

 22日の東京・後楽園ホール大会では綾部が3冠王者の青柳優馬に挑戦する。勢いに乗る新世代ユニットが、団体最高峰王座も手にするか注目だ。