第96回選抜高校野球大会第8日第2試合で、青森山田は広陵(広島)と対戦。タイブレークとなった延長10回に6―5でサヨナラ勝ちを収め、8強入りを果たした。

 最後は4番のバットが試合を決めた。8回と9回にお互いに2点、3点を取り合い、5―5のまま突入した延長戦。無死一、二塁から始まるタイブレークで、先頭打者が内野安打で出塁して全ての塁を埋めると、原田(3年)の打球は中堅への飛球。これが劇的なサヨナラ犠飛となり、ナインに笑顔が広がった。

 2度追いつき、最後の最後に執念で追い越した兜森監督は「最後まで諦めないことに尽きるかな」と息をついた。こうした接戦をモノにできるのもチームの強さの証しと言える。「この選手たちの諦めない姿勢というのがチームにとって一番の財産」と誇らしげに胸を張った。28日に行われる準々決勝では中央学院(千葉)と対戦する。

 一方の広陵は高尾(3年)が7回まで無安打の快投。8回から乱れて失点を重ねたが、試合終了まで1人で投げ抜いた。142球の熱投は報われなかったものの、エースの意地を垣間見せる登板だった。