ソフトバンクは19日、ペイペイドームで育成の緒方理貢外野手(25)、川村友斗外野手(24)、仲田慶介内野手(24)の支配下登録会見を開いた。いずれも宮崎春季キャンプを主力中心のA組でスタートして完走。オープン戦でも三者三様に持ち味を発揮するとともに、堅実なプレーでアピールに成功した。代走、守備固め、内野のバックアップを求めていたチーム編成にあって、順当に昇格を果たした。
この春、支配下62人でスタートした小久保新体制。上限まで8枠を残す異例の編成だった。三笠杉彦GMは「登録した経緯としては枠に余裕がある状態だったことが一つ」と明言。その上で核心に迫る興味深い発言が続いた。「枠に余裕を持たせた経緯としては昨年から四軍制を始めて、多くの有能な育成選手がいる中で昨年は(昇格が)1人だった。それは一軍が優勝できるという判断の中での結果だったが、今年は四軍を有効活用して育成の選手も『チャンスがある』と考えて頑張ってもらうという状況をつくることが課題の一つだと思っていた。あえて編成上、枠を空けて始まったシーズンだった」
球団は昨オフに森(DeNA)、嘉弥真(ヤクルト)、上林(中日)といった功労者、実績組を戦力外にした。思い切った判断の裏には、育成選手のやる気を目に見える形で引き出し、下からの突き上げを活性化させる明確な狙いがあった。
3人の昇格でチームの支配下登録は65人となったが、まだ5枠も空いている。登録期限は7月31日。球団は球界初の4軍制を敷き、大化けの可能性を秘めた原石を獲得してきた。例年にない「実現可能性」に希望を抱く育成選手たちの激しい競争は、この先も続く。












