オリックスから巨人に移籍した近藤大亮投手(32)の評価が高まっている。
 
 オリックスとのオープン戦(9日、京セラ)で近藤は3番手として5回に登板。古巣ファンからの大声援を背に右腕は渡部、ゴンザレスを打ち取ると〝盟友〟杉本と相対した。
 
 両者一歩も譲らず場内がヒートアップする中、フルカウントから7球目147キロ直球で厳しく内角をついた。杉本にうまくさばかれて左前打とされたが、続く宗を直球で空振り三振に仕留め、無失点でマウンドを降りた。

「緊張しました。変な感じで」と汗をぬぐった近藤は杉本との対戦を「インコース真っすぐで勝負したいなと思っていたんで。レフトに持っていかれましたけど、次回はリベンジできるように頑張ります」と振り返った。

「手の内は完全にバレているので。お互いさまですけど。そういう(対戦する)機会いただいて(阿部)監督には感謝してます」と右腕は指揮官に頭を下げた。

 この活躍にチーム内からは「近藤は十分に勝ちパターンで投げられる。金銭トレードで獲得できたのはウチにとって本当にお得だった」との声が上がった。巨人は昨年11月に推定年俸4200万円の近藤を金銭トレードで獲得。2022年には32試合に登板して防御率2・10だった右腕放出はオリックス側の編成上の理由によるものだった。救援陣立て直しが急務だった巨人にとっては舞い込んだ吉報だった。

 20年に右肘のトミー・ジョン手術を経験したが、この日も直球の最速は149キロをマークするなど完治。今後のアピール次第では勝ちパターンの一角を占めそうだ。