西武の若林楽人外野手(25)が完全復帰に向けたプロ4年目の覚悟を結果で示した。

 9日のDeNA戦(横浜)に9番・中堅でスタメン出場した若林は1点を追う7回二死二塁の第3打席で相手3番手・ケイのストレートをとらえ中前へ同点適時打を放った。

 若林は「打ったのは真っすぐです。左肩が開かないように我慢してセンターから逆方向を意識して打った結果が得点に繋がって良かったです」とこの一打を振り返った。

 さらに、相手中堅手がバックホームした相手守備の隙を見逃さず一気に二塁を陥れる好走塁も見せた。

 これに若林は「センターに抜けた時にホームではクロスプレーになると思ったので、迷わずに二塁を狙いました」とコメント。デビューした2021年シーズンで出場した44試合で20盗塁を稼いだあの韋駄天の輝きが垣間見えたワンプレーだった。

 若林は同年5月30日の阪神戦の守備中に左ヒザ前十字靭帯を損傷。6月に同箇所を手術した。22年に復帰をしたが、この2年間で1年目の輝きを取り戻すことはできなかった。昨年10月に2度目の手術を行いヒザに残っていた患部を固定するためのボルトを取り除き、不退転の決意で今季を迎えようとしている。