第108回全国高校野球選手権大会の第4日第3試合は大分商がエース平田(3年)の力投で日本文理(新潟)に6―4と逆転勝利した。

 2点を追う5回一死一、二塁から、8番・中野(3年)が三塁への内野安打と相手ミスで1点を返すと、続く9番・菅原(3年)が左前に弾き返して同点。さらに6回、一死二塁から杉山(2年)の左前適時打で勝ち越しに成功した。続く萱島(3年)も右中間を破る適時二塁打を放つなど集中打を浴びせ、日本文理のエース染谷(3年)をKO。2番手・浅井(1年)からも7回に2点を奪った。

 投げては3回のピンチの場面で米田(3年)に代わり、エースで主将、主砲の平田(3年)がマウンドに上がっていきなり150キロを連発。9回まで5安打2失点の力投を見せた。那賀監督はロングリリーフとなった平田に「ピンチの場面で1球で空気を変えるのが彼のすごさ。酷な要求の交代だったが、期待にこたえてくれた。球威以上に気持ちの強さが伝わるすごい選手。自分のところの選手を褒めるのは申し訳ないけど、すごい選手」と脱帽だった。

 甲子園勝利は29年ぶり。平田は「みんなで力を合わせて勝ててうれしい。(ピンチは)大好きなシーンだったので、楽しんで投げられた」と笑顔を見せ、指揮官は「これからはレベルの強いチームが待ち受けている。当たって砕けろでチャレンジしたい」と気を引き締めた。