クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージの本拠地開催権をかけた2位争いが、再び混沌としてきた。日本ハムは28日のロッテ戦(ZOZOマリン)に8―3で快勝。2位・西武が同日の楽天戦に敗れたため、ゲーム差は「0・5」に縮まった。そうした中、チーム内では10月1日に予定されている今季最終戦(対ロッテ=ZOZOマリン)が順延となった場合、CSへ向けた日程面で利点が生まれるとの見方が出ている。

 台風26号は10月1日ごろに関東の南を通過する予想で、千葉県でも雨が見込まれている。仮に1日の試合が中止となれば、ロッテは6日まで試合が組まれているため、代替試合は7日に設定されることも考えられそうだ。もちろん焦点は天候そのものではなく、あくまで試合が順延となった場合の日程面にある。

 そうなれば日本ハムはわずか1試合のために北海道から再び千葉へ遠征することになるが、球団関係者の一人は「今回ばかりは1日の試合が流れて7日に延期された方が、チームにとっては好都合なのかもしれない」と話す。10日から始まるCSへ向け、実戦間隔を空けずに調整できるからだ。

 1日の試合が予定通り行われれば、日本ハムは2日に本拠地へ移動。その後は地元で約1週間調整し、実戦から1週間以上遠ざかった状態でCS本番を迎えることになる。

 一方、1日の試合が順延となれば、6日に北海道から千葉へ移動し、7日にロッテ戦を消化してから10日のCSファーストステージ初戦に臨める。実戦感覚を保ちやすい上、仮に開催地が西武の本拠地ベルーナドームとなれば、そのまま関東に滞在できるため、移動面の負担も軽減される。日本ハムにとっては日程上「一石二鳥」となるわけだ。

「仮にCSがエスコン開催となれば状況は一変しますが、現状では『ベルーナ優位』と言わざるを得ない。その場合なら実戦感覚を持ってCSに臨め、かつ移動の負担がない方がチームにとってプラスですからね。ウチ(日本ハム)は今季、ベルーナでの相性もいいですし(12試合7勝4敗1分け)」(前出関係者)

 残すは最終戦のみ。一方の西武は残り3試合だ。2位争いの行方とともに、日本ハムの最終戦がどのような日程で消化されるのかも、CSへ向けた調整を左右することになる。