【核心直撃】巨人の〝名伯楽〟久保康生巡回投手コーチ(65)が、G投躍進のキーマンとして意外な名前を挙げた。これまで岩隈やメッセンジャーらを名投手に育て上げてきたが、最も一本立ちを期待するのが実は3年目右腕・赤星優志投手(24)だ。本人の成長を願うことはもちろん、チームへの波及効果まで見込めるという理由とは――。
――キャンプも終盤。先発ローテ争いはレベルが高い
久保コーチ(以下、久保) 戸郷、山崎伊、赤星、菅野、グリフィン、メンデスと6人の名前は無理やりじゃなくてスラスラ出てくる。そこにドラ1・西舘(中大)がいて二軍に井上、横川もいる。ローテがもう1セットいるようなもので、順調にいけば先発にはかなりの余力が残る。シーズン中にアクシデントがあっても戦力がそこまで落ちることはない。
――その中で成長が著しい投手は
久保 赤星が今年はいいですね。投げた球のキャッチャー側がいいというかね。力の収束が遅いし、球の力がだいぶ後ろまで伝わっている。
――身長175センチと投手としては決して大きくない。赤星の魅力は
久保 一番は右のオーソドックスであるところ。阪神の若い投手の映像をよく見ますけど、投げ方が統一されていてしっかりとしている。去年の(セMVP&新人王の)村上(頌樹)のように、普通の体格で勝てる投手が出てくると「ああすれば自分も勝てるんだ」と若手が後を付いていく。最初はマネから入るんだけど、いい方の正統派のマネになる。ウチにとっての村上に当たるのが赤星だと思う。
――赤星は2年連続で5勝5敗。今季こそはローテを1年間守って貯金をつくりたい
久保 昨季はケガの影響もあった。最初にうまくポンポンと連勝でいければ、少なくとも8勝は計算できる。
――戸郷のような独特なフォームとは違う
久保 そういう投手が出てくると若い投手がそれに乗っかってくる。マネてケガをするリスクも少ないし、上の世代が抜けたら次が出てくるという循環になる。コーチにとってはそれが一番うれしいし理想です。












