オープン戦3試合目を迎えた広島で、新井貴浩監督(47)の思い切った若手の積極起用が続いている。25日の日本ハム戦(名護)では、188センチ、93キロの3年目・高木翔斗捕手を「8番・捕手」でスタメン起用した。
昨季は二軍でも27試合、一軍公式戦出場のない20歳を抜擢し、フル出場させた。意図はもちろん約1か月後の開幕ではなく、数年後のチームの将来を見据えてのもの。「一日体験学習会」のような機会だったが、高木は随所に〝非凡な素質〟を披露した。
先発・玉村以下5投手を9回までリードしただけなく、7回には一死一塁では、盗塁を狙った一走・上川畑を自慢の強肩で刺殺。さらに9回の第4打席では日本ハム・石川直の146キロを捉え、あわやサク越えの左翼フェンス直撃二塁打。新井監督は「いや~良かったね~。試合前は相当、顔を緊張していたけど。打って良し、止めて良し、刺して良し。リードでもピッチャーを引っ張っていたし、高卒3年目だけど、ベテランのような雰囲気(笑い)。素晴らしかったです」と持ち上げた。
フル出場した高木は試合後「やっぱり勝ちたかったです」と2―3のサヨナラ負けに終わった結果を悔やみ「キャッチャーは勝って評価される。一軍で一番でヘタクソなので、とにかく練習して。一軍で通用する、戦力となれるような捕手を目指したい」と悔しがった。
オープン戦は勝ち負けではなく「学びの場」。赤ヘルの指揮官は開幕までの準備期間中に、次代の主力作りにも目を向けている。












