「名古屋のカープ女子」から早くも〝広島V宣言〟が飛び出した。広島県出身で大のカープファンであるアイドルグループ「SKE48」の藤本冬香(25)が「カープが優勝します」と断言。藤本は新井監督のもと一致団結したカープナインが6年ぶりのVに向けて突き進むことを信じている。

2023年新春インタビューに登場した広島・森下
2023年新春インタビューに登場した広島・森下

「今年のカープはもちろん1位です。優勝します!」。カープカラーである真っ赤なボクシンググローブを両手にはめた藤本は、ポーズを取りながら力強く宣言した。

 ちなみにこの赤いグローブは2022年オフに広島・森下暢仁投手(26)が撮影で使用したもの。「本当ですか! うわー、うれしいです!」。カープの選手が手にしたことのあるグローブに、藤本が目を輝かせたのは言うまでもない。

 筋金入りのカープファンで知られる藤本は、名古屋でアイドル活動に全力投球するかたわら、昨年もオープン戦と一、二軍の公式戦合わせて21試合のカープ戦を観戦した。マツダスタジアムやバンテリンドームだけでなくナゴヤ球場、岐阜・長良川スタジアム、甲子園とシーズン通してカープを追い続けた。

 セ・リーグVの阪神と2位・広島が激突した昨年のクライマックスシリーズファイナルステージでは、甲子園のチケットを取るために、販売開始1時間前からスマホ2台でスタンバイ。チケット販売サイトにアクセスが集中したため、なかなかつながらなかったが、それでもあきらめずに何度もリロードしていると、奇跡的に10月19日のチケットが取れたという。

 そんな藤本には昨年、忘れられない試合があった。6月28日、名古屋から新幹線に乗ってDeNA戦が行われるマツダスタジアムに向かった。この日、コロナ禍の間、ずっと禁止されていたスカイジェットバルーンが解禁となったからだ。

「真っ赤なジェットバルーンが空に舞い上がった時は、すごく感動しましたね。やっぱり7回の攻撃時には『それ行けカープ』を歌ってジェットバルーンを飛ばすことが応援の醍醐味。あの一体感はすごかったですし、みんな興奮していました」。本拠地・マツダスタジアムでのファンの心が一つになった応援がカープのストロングポイントだと改めて実感した。

熱くカープを語った藤本
熱くカープを語った藤本

 オフにはベストナインに輝いた西川龍馬外野手(28)がFAでオリックスに移籍した。「もう本当にショックでした」という藤本だが、カープVの予想は揺るがない。「西川選手がいなくなったことで若手のポジション争いに拍車が掛かり、大きな刺激になるはず。チームがいい感じに活性化するんじゃないかなと思いますね」と、過熱するレギュラー争いが野手陣をもう1段上のレベルへ導いてくれると見ている。

 一方の投手陣、特に先発投手は盤石というのが藤本の見立てだ。九里、床田、森下、大瀬良らに加えて、ドラフト1位で常広羽也斗投手(22=青学大)を獲得。「新井監督が常広投手を引き当てた時は〝やったー!〟って声が出ちゃいました。先発陣はリーグでもトップクラスだと思います」と自信を持っている。

 そして藤本が何よりもカープの強みと考えているのが、新井監督を中心にチームがまとまっていることだ。「昨年はいろんな野球評論家の方々がカープを最下位に予想していましたけど、やっぱり新井監督1年目で、優勝に向かっていくという大きい目標があったから、投打がうまくかみ合った感じがします。新井監督はやっぱりすごいじゃないですか。選手がミスをしても決して責めたりしない。そして、誰かが活躍すればベンチですごく喜んでくれる。外から見ていても雰囲気の良さが伝わってきます。新井監督と一緒になって勝つぞという気持ちをみんなが持っているからこそ、きっと今年もカープは勝ってくれると信じてます」と熱い口調で語った。

「横浜スタジアムや神宮などまだ行ったことのない球場にもカープを応援しに行きたいです」という藤本は今季もカープを全力応援するつもりだ。 

 ☆ふじもと・ふゆか 1998年4月3日生まれ。身長158センチ。広島県出身。2018年12月にSKE48の第9期生オーディションに合格。ニックネームは「ふゆっぴ」。夢はマツダスタジアムでの始球式登板、球場で流れる応援歌『それ行けカープ』の芸能人映像への参加、SKE48の選抜メンバーになること。