俳優・佐藤二朗(57)の〝異変〟に驚きの声が上がっている。女優・橋本愛(30)とのトラブル報道を受け、X(旧ツイッター)では感情ムキ出しのポストを連投。過去、映画の現場で〝BMW事件〟を起こし、周囲を和ませた男の豹変ぶりに心配する人が続出している――。

「さすがに、さすがにもうこれ以上は我慢できません」

 Xでそう書き出したのは佐藤だ。続けて「僕は撮影中、何度も『もう我慢の限界だから、このドラマを降板させてほしい。そして全ての事実を公にするべき』と訴えました」「もっと早く決断するべきでした。数々の『ほんとうのこと』が、明らかになる日が来ることを、切に祈ります」とつづった。

 佐藤を知る関係者は一様に驚いた。「二朗さんがここまで感情をあらわにするのは珍しい。よほど腹に据えかねたものがあるのではないか」と。

 佐藤は仕事にストイックであるのと同時に、撮影現場では温厚でムードメーカー的存在だった。2024年3月に公開された映画「変な家」の舞台裏ではこんなことがあった。

 自ら運転して現場を訪れた佐藤はルンルン気分だった。なぜなら納車したての高級車BMWを駆っていたからだ。

 ところが駐車場への誘導をスタッフがミスり、佐藤の運転する車は場内をグルグル。「あっちか、いやこっちか」とやっていた次の瞬間、ガリガリガリッ!と音が鳴り、BMWの車体が擦れてしまったことがわかったという。

 周囲に「やっと新車で買えたんだよ!」とうれしそうに語っていただけに、ショックは計り知れない。場合によっては、誘導ミスしたスタッフに「おまえのせいで!」とブチギレてもおかしくはない。しかし、佐藤の反応は違った。

「現場には緊張が走りましたが、決して怒ることはありませんでした。むしろ、新車がいきなりキズついたことをネタにして、その場を和ませていました。心では泣いていたとは思いますが…」(映画館関係者)

 一部始終は〝BMW事件〟として語り継がれているという。

 別の映画関係者も佐藤のふるまいを証言する。

「あるイベントで、楽屋前で迷子になっているスタッフを見つけた佐藤さんが『お嬢さん、大丈夫?』と声をかけて助けてあげていました」

 今年2月に行われた「第68回ブルーリボン賞」の授賞式では、賞状を授与する記者に「良いこと言うじゃん!」とツッコミ。ステージ上では〝二朗節〟全開で笑いをかっさらったが「帰りのエレベーターではスタッフに『ちょっとふざけすぎちゃったかな?』とこぼす場面もありました」(同)という。

 こうしたエピソードにこと欠かない佐藤だけに、冒頭の書き殴りのポストは「異常」というほかない。3日にはさらに「勿論、偏った記事とは思ってましたが、ここまでとは。ステレオタイプの『か弱い若い女性』と『典型的な昭和のパワハラオヤジ』を完全に創作してる。最大級の『注意』や『警戒』が必要と痛感していた僕が、そんな態度を取れる訳がない。自分の身を守る為にも。嘘はやめて下さい」と厳しい言葉を並べた。

 1日に配信された「文春オンライン」によると、6月23日に最終回を迎えた4月期ドラマ「夫婦別姓刑事」(フジテレビ系)の撮影で佐藤が橋本の楽屋に押しかけ、キャリアを全否定する発言をしたという。撮影中の身体的接触をめぐり、佐藤側と認識のズレが伏線としてあった。

 フジは佐藤の言動を厳重注意したことを認め、橋本の所属事務所も同調。佐藤の所属事務所はハラスメントに該当しないと主張している。

 佐藤が匂わす「ほんとうのこと」とは何を指すのか。事情を知る関係者は「橋本さんサイドに対して根強い不信感があるようです」と語る。

 ハラスメントが事実ならば、決して許されることではない。そもそも女優の楽屋に2度も直談判すること自体が「ありえない」という意見もある。

 他方で佐藤を知る人物からは、文春報道に違和感を訴える声も聞こえてくる。騒動に疲弊した佐藤がしばらく静養するといった情報もあり、予断を許さない状況が続いている。