6年目の覚醒なるか。広島・小園海斗内野手(23)が11日にマツダスタジアムでの自主トレを公開した。

 この日はランニングやティー打撃などで汗を流し「年男なので、良い年にしたい」とキッパリ。昨季は打率2割8分、31打点ながら得点圏打率3割5分2厘と勝負強さも目立った。その一方で5月以降は不振に陥り、二軍再調整もあって出場は80試合にとどまった。小園は「絶対に出たいと思っている。打率も3割以上を打てるようにと思ってますし、まだまだ上げていきたい」。自身初の全試合出場&一流打者の証しでもある打率3割を目標に掲げた。

 昨年11月には侍ジャパンにも招集。優勝した「アジアチャンピオンシップ」では遊撃手として全試合で先発出場して安打を放ち、打率4割1分2厘と攻守でアピールに成功した。そして今年11月には2019年以来となる国際大会の「プレミア12」が控える。26年に開催されるWBCに向け、井端ジャパンのチームづくりも本格化していく。

 その代表チームで小園が正遊撃手の座を争うとみられているのが、オリックスの紅林弘太郎内野手(21)だ。プロ入りは小園よりも1年遅れながら、2年目の21年には一軍に定着。その後は3年連続でオリックスの遊撃レギュラーとなり、リーグ3連覇に貢献しており、プロでのキャリアは小園を大きく上回る。

 小園は紅林に後れをとっている格好だが、MLB関係者の間では正反対の評価も流れている。

「遊撃手としてはタイプは少し違う。紅林と比べ、やや劣るのは『肩』ぐらい。脚力を使った守備範囲、総合的な守備力では小園」

 今後ののびしろやポテンシャルを理由に、次の代表の正遊撃手候補に「小園」を推す声が根強くあるのだ。今季こそ赤ヘルの遊撃手として年間を通じて活躍できれば、代表での立場も確固たるものにできそうだが、果たして――。