広島の坂倉将吾捕手(25)が10日、高知市内で自主トレを公開。高卒8年目の今季は「まだまだアピールしなきゃいけない立場。しっかり準備してやっていきたい」と下半身強化などで精力的に汗を流した。

 2021年は132試合に出場し、打率3割1分5厘をマーク。昨季は102試合に先発マスクをかぶり「打って守れる」捕手として球界でも希少な存在だ。昨年11月に新指揮官・井端監督の下で発足した侍ジャパンにも選出され「アジアチャンピオンシップ」では3試合に先発起用された。

 今年11月には19年以来の国際大会「プレミア12」も開催。本人は「選ばれたらうれしいですけど、まずはチームの優勝に貢献して。結果、選んでいただけたらうれしい」と話すにとどめたが、今季次第では日の丸にも欠かせない男として急浮上する可能性もある。

 新生侍ジャパンには3人が基本の捕手枠に「打力もある捕手」を1人は入れたい構想がある。理由は「有事」の際や攻撃面の起用法に幅を持たせるためだ。

 侍関係者は「去年のWBCでも捕手を除けば野手は12人。この人数で連戦を戦わないといけないのは実際はすごく大変。誰かがケガして出られなくなっても戦力を落とさないメンバー編成が国際大会は本当に大事。巨人で三塁の岡本がWBCで左翼を守ったようにね。内野手は複数ポジションを守れるのが必須だし、専門性が高くて基本〝専任〟となる捕手に〝それ以外〟の起用が見込める選手がいるのは大きいよ」と、坂倉への期待値の高さを力説する。

 球界を代表する選手への足跡も刻み始めた赤ヘルの攻守の要は、今後の飛躍を占う上でも大きな1年となりそうだ。