巨人の那覇春季キャンプに参加中の萩尾匡也外野手(23)が21日に異例の一塁守備で奮闘した。

 この日に行われた守備練習中、序盤は今季のレギュラー奪取を狙う中堅でノックを受けた萩尾。軽快なプレーをたびたび見せてスタンドのG党を沸かせていた。

 その後の追加練習では「本職」以上に熱視線を集めることに…。ファーストミットを持って異例の一塁守備に就いた萩尾は、フリー打撃中の打者が放った鋭い打球に声を張り上げながら必死に食らいつき、ユニホームを泥だらけにしていた。

 首脳陣からの電撃指令で急きょ一塁の守備に就いたという萩尾は「外野手からしたら(打球が)目の前から打たれているような感覚ですから。怖すぎて無理です(笑い)」とタジタジ。高校時代、けがをしていた時期に一塁を守った経験はあるとのことだが、実に5年以上ぶりとなる不慣れなポジションに悪戦苦闘していた。

 それでも、与えられた役割を「好機」と捉え、どん欲に臨んでいく。「元気よく声を出してれば怖さも消えるかなと思って今日はとりあえず声を出してました(笑い)。(一塁守備は)幅も広がるし、チームにとってのいろいろな対策の一つだと思います。出ろ、と言われたら出ます!」。

 現在、レギュラー級の選手で一塁を本職とする選手は主に岡本和、秋広の2選手のみ。レギュラー奪取に燃える若武者はチームの非常事態に備え、準備も怠らない覚悟だ。