巨人の宮崎春季キャンプで10日、「ゴジラ劇場」が幕を開けた。

 第3クール初日のこの日、松井臨時コーチが合流。まずは登場セレモニーで度肝を抜いた。阿部監督の発案で一塁ベンチから外野までレッドカーペットが用意された。

 昨年10月に松井氏がジョークで「レッドカーペットを用意してほしい」と話したことを受け、指揮官が企画。「ゴジラのテーマ」に乗ってレジェンドが外野まで歩いた。

レッドカーペットを歩いてグラウンドに入る松井秀喜氏
レッドカーペットを歩いてグラウンドに入る松井秀喜氏

 フリー打撃で松井氏は山瀬、岸田、秋広、門脇、萩尾に次々と助言すると、特打でも背番号55を受け継ぐ秋広に約45分間、密着マーク。自らスイングをして見せるなど熱血指導した。

 練習の合間には出身の石川県を襲った能登半島地震からの復興のため、募金活動にも参加。トークショーを行うと、募金したファンとハイタッチした。

 大忙しの初日を終えた松井氏は「ほとんどの選手を見ることができましたし、自分の中で各選手のイメージというものができましたので、そういう意味では有意義な1日だったと思います」と力を込めた。

 また、秋広について「あれだけのサイズの日本人選手って、なかなかいないですからね。なおかつパワーもありますし、見てるだけでね、夢があります」と恵まれた体を称賛した。宮崎最終日となる14日まで、技術向上に一役買うという。

 阿部監督も「丁寧に時間をかけて見てくださったりしてたんで、とても素晴らしい一日になったと思います」と大先輩に感謝。指導を受けた秋広は「ジャイアンツの大先輩で、特に55番を背負わせてもらってる人間としては、非常に幸せな時間でした」と目を輝かせた。

 松井氏が精力的な動きで、古巣のV奪回を後押しする。