【核心直撃】カメさん、お願いします――。巨人の4年ぶりV奪回は亀井善行外野守備兼走塁コーチ(41)の〝経験値〟にかかってきそうだ。阿部監督はベネズエラ出身のメジャー通算178発ルーグネッド・オドーア外野手(30=前パドレス)をほぼ未経験の右翼で起用する方針。そんな新助っ人の守備力アップを2年前と同様、一身に背負うことになった亀井コーチを直撃した。

 ――オドーアが19日の練習で初めてフリー打撃時に、右翼守備に就いた。初めて動きを見た感想は

 亀井コーチ オドーアの打球の追い方や動き自体は悪くなかったです。しっかりと動けているし、ボールの追い方にもセンスがあるように見えました。

 ――打撃が期待されるオドーアは守備ではメジャーで二塁での出場が1067試合だったのに対し、右翼での出場はわずか9試合

 亀井コーチ セカンドとライトは守備位置からの景色がそこまでは変わらないので、すぐに慣れると思います。あとは飛球の距離感さえつかんでもらえば、問題はないです。

 ――事実上の内野手に対し、どうやって外野守備を教えていくのか

 亀井コーチ 外野ノックをすぐにやるのではなく、まずはボール拾いを続けてもらいます。メジャーの選手としての自信もあるでしょうし、外野守備の基本だけを教えます。それから実戦の中で他の野手との連係や守備位置、動きなど細かい部分を少しずつ覚えてもらえば大丈夫です。

 ――コーチ1年目の2022年に守備に難のあったウォーカー(現ソフトバンク)、ポランコ(現ロッテ)を任された経験が生きる

 亀井コーチ 自分が引退して最初の年に2人を見ているので、オドーアについてはそんなに心配はしていないです。

今季からソフトバンクへ移籍したウォーカー(中)も指導していた亀井コーチ(左)
今季からソフトバンクへ移籍したウォーカー(中)も指導していた亀井コーチ(左)

 ――特にウォーカーには付きっ切りで送球を指導した。同年6月28日の中日戦(山形)では、4回に左翼から本塁へノーバウンド送球で補殺を決めるまでに成長した

 亀井コーチ あのプレーはたまたまです。プロは継続していかないと意味がないですから。

 ――2年前の指導で学んだことは

 亀井コーチ ウォーカーを指導して思ったのは、選手のダメなところやできないことを指摘しすぎるのは良くないということです。いろんな人の声が本人の耳にも入るだろうし、それでメンタルをやられてしまいます。いいところを見つけて褒めてあげることで、さらに練習をやる気にもなるし、技術も自然と向上すると分かりました。あの時の経験を生かして指導していこうと思います。