第96回選抜高校野球大会(3月18日開幕=甲子園)で日本航空石川が4年ぶり3度目の出場を決めた。輪島市にある同校は能登半島地震で被災し、山梨にある姉妹校の日本航空に拠点を移して練習に励んでいる。

 日本高野連の宝馨会長は「チーム力はある。精神的にきついものがあるでしょう。ご家族、ご親戚とか知り合いで被災された方もおられるでしょう。心労を抱えながら練習しないといけないし、勉強もある。苦境の中ではありますが、頑張ってハツラツとして、国民のみなさんの元気づけになるようなプレーに務めてもらいたい」と選手にエールを送った。

 北信越地区は神宮枠を加えて3枠。秋大会を制した星稜(石川)と準優勝の敦賀気比(福井)が順当に選ばれたが、4強入りした北陸(福井)と日本航空石川で3校目が議論された。選考委員は「実力が拮抗していたが、準決勝の戦いぶりを比較した。日本航空は敦賀気比に1点差負けしたが、7回に4安打で3点差を追いつく粘り強さというところを評価した」とし、「被災地だからということは考慮されず、純粋にガイドラインに従って実力の比較で選出した」と話した。