これが迷走の原因なのか。お家騒動の渦中にある全日本プロレスで、福田剛紀社長が個人的なアドバイザーを就けていることが関係者への取材でわかった。このアドバイザーこそが〝黒幕〟である可能性が高く、選手、スタッフは警戒心を強めている。
福田社長に助言する人物がいることが判明したのは9日のこと。事務所で選手、スタッフに今後の方針を示した際に、同社長の口から明かされたという。14日の後楽園大会では控室で「海外団体との窓口です」と選手たちの前で紹介された。別の関係者によると、同アドバイザーは3冠ヘビー級王者・中嶋勝彦のマネジメント業務的なことも行っているという。これが事実なら、団体トップと外敵王者の背後に同じ人物がいることになる。まさに異例の事態だ。
全日本では専務執行役員を務める諏訪魔の告発により、団体乗っ取りをもくろむ黒幕の存在が明らかになったばかり。しかも昨年末からの福田社長と中嶋の不可解な行動は、黒幕が描いたものだと指摘したことで大きな波紋を呼んでいた。
選手、スタッフもこの事実を認識。特に若手選手を中心に、福田社長とアドバイザーへの反発が強まっている。ある主力選手は「団体を正常化させるため、近日中に行動に移します」と声を潜めた。
団体は昨年末に大森隆男とヨシ・タツ、木原文人リングアナが退団。福田社長への不信感が原因とされる石川修司とブラックめんそーれも、1月31日付で団体を離れることが発表されるなど、大量離脱に見舞われている。王道マットの混迷は、まだまだ収束の気配がない。












