DDTの〝大鵬3世〟納谷幸男(29)が、シングル初の勲章取りへ気迫をみなぎらせている。

 シングル最強を決める「D王 GRAND PRIX 2023」Bブロックを4勝1敗の勝ち点8で突破し、優勝決定戦(来年1月3日、後楽園ホール)ではAブロック代表の遠藤哲哉(32)と激突する。

 25日に都内で行われた会見には、遠藤とともに出席。全日本プロレスから参戦した斉藤レイ、クリス・ブルックス、MAO、平田一喜を撃破した公式戦を「一番印象に残っているのは斉藤レイ。お互いに全日本プロレス、DDTを背負って、どっちが強いのか決める戦いで意地を張り合って、絶対に気持ちで折れたらダメだと思った。優勝に向けて気持ちで負けないという部分を再確認できた」と振り返った。

 祖父に昭和の大横綱大鵬、父に元関脇貴闘力を持つサラブレッドながら、2017年9月のデビューから201センチ、120キロの恵まれた体格を生かせない日々が続いた。転機となったのは今年3月。当時のKO―D無差別級王者・火野裕士に挑戦したことだ。

 ベルト取りは果たせなかったものの「ヘビー級レスラーの戦い方を学んだ」と収穫は大きかった。さらに今年は、全日マットに参戦した経験も生きている。「ヘビー級のプロレスを確立した自負があります」と胸を張った。

 2大会連続の進出となる優勝決定戦の相手は、3度の無差別級王座戴冠実績を持つ遠藤。それでも「試合では遠藤さん、あなたを殺しにいくんで。その気持ちでいます」。2024年最初の試合で結果を残す。