ソフトバンクの昨秋ドラフト1位で、来季2年目を迎えるイヒネ・イツア内野手(19)が左手親指を骨折したことが6日までに判明した。

 イヒネは先月末から台湾で開催中のウインターリーグ(WL)に参加。11月30日のU23台湾アマチュア選抜戦で二盗を試みた際に負傷したとみられ、全治は不明。失意の戦線離脱となり、今月2日に帰国した。

 イヒネは昨年のドラフト会議でソフトバンクから1位指名を受け、愛知・誉高から入団した遊撃手。抜群の身体能力で将来的に打率3割、30本塁打、30盗塁の「トリプルスリー」を狙える大型内野手として有望視されている。今秋の宮崎キャンプでは小久保監督が打撃を高く評価しつつ、守備力向上のため育成方針を現場で徹底統一して臨む〝強化指定選手〟に指名。未来の主力候補として、来季が土台作りの2年目となる青写真がチーム全体で描かれていた。

 ルーキーイヤーとなった今季は、右ヒザ痛の影響で6月に実戦デビュー。7月の四軍戦の守備で左手親指を骨折して手術を受けるなど、公式戦出場はなかった。秋季キャンプ後の台湾WLへの派遣は球団の期待と本人の意欲の表れだったが、無念の負傷帰国という形となり、結果的にケガに泣かされ続けたシーズンとなってしまった。

 野手の世代交代が急務のソフトバンク。下からの活発な突き上げが望まれる中で、来春のロケットスタートを誓って海を渡った若鷹の離脱は暗い影を落としそうだ。