新日本プロレスの人気ユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」のメンバーが、12月7日24時から放送されるニッポン放送「オールナイトニッポンX(クロス)」でパーソナリティーを務めることになった。

 同番組のパーソナリティーは週替わりで著名人が担当。今回プロレス界随一の人気ユニット・LIJに白羽の矢が立てられ、内藤哲也、鷹木信悟、辻陽太、高橋ヒロム、BUSHIの5人での出演が決定した。

 日本一有名なラジオ番組から届いたオファーに、メンバーたちは色めき立った。だが、なぜか内藤だけは出演に難色を示すという事態が発生…。メンバーと団体関係者による「内藤をオールナイトニッポンに出演させる会」が発足し、美食を振る舞うなど必死の説得の末に出演を了承させたという。

 かくして11月下旬に収録が実現した。8日に右目上斜筋麻痺の手術を行った内藤は「目のリハビリ」と称する沖縄旅行から収録のために帰京。他のメンバーを1時間以上待たせる大遅刻だったが、ここでへそを曲げられては全てが台なしのためおとがめなし。BUSHIもオーナーを務める唐揚げ店「丸武商店」の商品を差し入れで持参するなど、至れり尽くせりだ。

 収録は質問コーナーやメンバー同士のトーク、来年1月4日東京ドーム大会の意気込みを語るなど大盛り上がりの末に終了した。MCを務めたヒロムは「日本一有名なラジオ番組に出られる、これ以上名誉なことはないと思ってます。けど、こんなに出られるか出られないかギリギリになるとは思ってなかったですね。怖かったですよ、俺は。出られないんじゃないかなと」と、内藤の説得成功に安堵。「オールナイトニッポンに出られる人間なんてひと握りですよ。自分はMCだったんで緊張しましたけど、ここでうまくいけばレギュラーあるんじゃないかな、と。そのあたりをガッツリ意識しました」と、包み隠さず下心を明かした。

 他のメンバーも収録後は満足げな表情だった。BUSHIが「夢がかなったなと。オールナイトニッポンっていうのは一つの称号なので。それがかなって、よかったです」と振り返れば、鷹木も「デビュー20年目で初めてオールナイトニッポンに出られたから、長くやってると何が起こるか分からないなと。俺は好奇心旺盛なんで、今後も何でもやりたいって思ったね」と目を輝かせた。また、辻は「車を運転しながら聞いてたオールナイトニッポンに出られるのは感慨深かったですね。ただ1・4ドームの話題になった時に、カードにまだ自分の名前がないっていうのがすごく悔しいなって思いました」と刺激を受けた様子だった。

 そして肝心の内藤はと言うと「俺は最初からこの日は無理って言いましたからね? みんなが出たいっていうから、無理やり入れられちゃいましたよ」と、聞かれる前から遅刻の理由を説明し正当化した。さらには「俺はプロレス界で一番オールナイトニッポンを聞いてきた人間ですよ、間違いなく。中学校の3年間、毎日聞いてましたし。そういえばこの前、ナイツさんの番組に出させてもらって、野球の話しかしなかったんですけど、やっぱりラジオって面白いなって思ったんですよ。今日も実際にやってて楽しかったです」と、屈託のない笑みを浮かべた。

 しかしそれならば一体なぜ、かたくなに出演を拒み続けていたのか。この問いに内藤は「何だろうな…なんで断ったんだろう…?」と宙を見つめるばかり。結局のところ、単に面倒くさがっていただけとみられる。関係者各位がやきもきしていた時間はなんだったのか…。