新日本プロレス29日静岡大会の「ワールドタッグリーグ」Bブロック公式戦で、永田裕志(55)、鈴木みのる(55)組がSTRONG無差別級タッグ王者のヒクレオ(32)、エル・ファンタズモ(37)組に4敗目を喫し優勝戦線から脱落した。
長年にわたり敵対関係にあった2人は、10月両国大会で6人タッグ7番勝負を経て歴史的握手を交わした。しかしリング内外で衝突が続いたことでタッグリーグ戦では開幕から3連敗を喫し、早くも崖っぷちに追い込まれている。
この日の公式戦ではこれまでよりもスムーズなタッチワークを見せ、ファンタズモにサッカーボールキックの同時発射を決めるなどチームとして機能。みのるがファンタズモをスリーパーホールドで捕獲すると、永田はナガタロックⅡでヒクレオの動きを止めて追い込んでいく。
しかしみのるのカバーを2で返されると、ゴッチ式パイルドライバーはジャックナイフ式エビ固めで切り返されてしまう。反撃に転じたファンタズモのサドンデスを浴びると、最後はCRⅡでマットに沈められてしまった。
まさかの4連敗で負け越しが決まった永田とみのるは、準決勝(12月8日、鹿児島)進出の可能性が消滅。永田は「やっぱりさ、チーム同士いがみあってちゃ、うまくいくものもいかねえよ。そうは分かっててもさ、やっぱり俺もなんか言われるとムカっとしてしまって。だから今日は俺は何も言わない。残り全力で戦うしかない。なあ、そうだろ?」と気持ちを切り替えようとしたが、みのるは「うるせえよ。俺はお前とは違うんだよ。負けてもいい負けなんて、すがすがしいうれしい負けなんて、俺にはねえんだよ」と吐き捨てて先に控室へと戻っていった。
一人取り残された永田だったが、チームワークが少しずつ向上している手ごたえは感じているという。「優勝の望みは多分ないだろうけど、このタッグリーグ中に、永田・鈴木の本当に心の通い合ったチームを完成させますよ、俺が。それしか目的というかテーマがないもん。鈴木よ、今こそ脳内変換して、しっかりアップデートしろよ。そしてやってこうよ! あと3試合、やってくぞ、本当に!」と、前を向いていたが…。空回りし続けた〝犬猿タッグ〟は、意地を見せることができるのか、注目だ。












