新日本プロレス「ワールドタッグリーグ(WTL)」Bブロック公式戦(24日、甲府)で、辻陽太(30)、サンドカン・ジュニア組が永田裕志(55)、鈴木みのる(55)組から初勝利を挙げた。

 21日の初戦(後楽園)を落として黒星発進となった辻だったが、この日は合体技バモスアミーゴで永田を圧殺。1勝1敗の五分に戻した。

 開幕前に「Z」と表記されたパートナーの正体は、メキシコ武者修行時代にタッグを結成したCMLLのホープ。現段階では「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」とは無関係だが、リーグ戦制覇からのユニット入りを目指している。

 辻にも優勝を譲れない理由がある。「別に俺はIWGPタッグ(現王者は後藤洋央紀&YOSHI―HASHI)を狙ってるわけではないんですよ。結果として優勝して挑戦という形にはなるかもしれないですけど、一番は東京ドームで試合をしたい。WTLは、残された数少ない手段の一つですね」と言い切った。

 6月の大阪城大会で、凱旋帰国から即IWGP世界ヘビー級王座に挑戦。9月神戸大会ではIWGP・USヘビー級王座にも挑戦とシングルの王座戦線で活躍してきた。

 だからこそ「IWGPもUSもやっておいてドームの本戦に出られないなんてことは、辻陽太の中であってはならないことなので」と年間最大興行本戦出場を自らに義務づける。LIJでは内藤哲也、鷹木信悟、高橋ヒロムの3人がすでにドームでの王座戦が決定しており、「負けてられないですから」と対抗心を燃やした。

「優勝すればサンドカンもLIJに入れて、お互いウィンウィンじゃないですか。そうなれば2人で来年のアニベルサリオ(毎年9月に行われるCMLLの年間最大興行)に出ることにも照準を合わせていきたいですね」。若き越境コンビが、それぞれの目標に向かって走り続ける。