西武・若林楽人外野手(25)が23日、ベルーナドームに隣接する球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の1220万円(推定)で来季契約にサインした。

 ルーキーイヤーの2021年に出場44試合で打率2割7分8厘、20盗塁という鮮烈デビュー。しかし、5月30日の阪神戦で左前十字じん帯を損傷し患部を手術してから2年目のシーズンを終えた。

 3年目の今季は6月中旬まで36試合に出場し打率2割4分4厘、4盗塁に終わった。

 1年目の衝撃的デビューを知るライオンズファンにとってこの2シーズンは期待が大きかった分、失望も大きい。

 誰より歯がゆい思いをしている若林本人が「普通に動けるぐらいには戻っている。じん帯がなじんでいないから痛みが残ってリカバリーが追いつかないと思っていたんですが、シーズンが終わった後にちゃんと自分でチェックしたいということを言わしていただいて、ボルトが原因かもしれないということになって、じゃあ取りましょうということになった」と今オフのボルト除去手術の経緯を語った。

 若林は「このケガを少しナメていた。こんなにかかるものなのかなという悩みがシーズン中からあった。でも、この手術がプラスになることを信じて来年頑張りたい。今年はそこにビビりながら野球をやってしまったので、来年は壊れてもいいぐらいの気持ちで準備をして野球をやりたい」と完全復活を誓った。

 その俊足を発揮するための課題である打撃についても若林は「今季序盤も全然ダメだった。でも交流戦に入ったあたりから自分の中で光が見えてきた。去年もなんですけど、出塁率だったりライナーを意識づけてやろうと思っている。あとは本当に万全な状態でやって課題が見えてくると面白いというか、楽しいと思う。打率も出塁率ももっともっと研究してやりたい。(長打は)勝手に出てくるのが理想」と力を込めた。

 チームの理想である「1番・中堅」に若林が収まってくれば懸念の外野手問題は一気に解決へ向け動き出しそうだ。