全日本プロレスの暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」公式戦(23日、静岡・キラメッセぬまづ)で、3冠ヘビー級王者の中嶋勝彦(35)、大森北斗(28)組が世界タッグ王者の〝無法双子〟こと斉藤ブラザーズ(ジュン&レイ=36)との無敗対決を制し勝ち点を8とした。

 開幕3連勝と好スタートを切った中嶋組はこの日、無傷の4連勝と同じく勢いに乗る斉藤ブラザーズと対戦。3冠王者と世界タッグ王者による今後のリーグ戦の行方を左右する決戦は、序盤から中嶋組が苦戦を強いられた。巨体とパワーを武器に襲い掛かる無法双子を前に、中嶋もアリキックをほうふつとさせるスライディングしながらのローキックを放つなど応戦した。だがショルダータックルで吹っ飛ばされ、倒れたところに2人がかりで乗っかられて悶絶するなどなかなか攻略の糸口を見いだせない。

 終盤、とどめの合体攻撃を狙うレイに肩車されたところで巧みに体を入れ替えて前方回転エビ固めで切り返すことに成功。これはカウント2だったが強烈なトラースキックで顔面を打ち抜いてから必殺のビンタ2発でグラつかせると、なんと体重145キロのレイをゆっくりリフトアップしてからノーザンライトボムで叩きつけて3カウントを奪った。

 試合後、マイクを持った中嶋は「全日本プロレス、現3冠王者はこの俺、中嶋勝彦だ。この全日本プロレスを〝闘魂スタイル〟に染め上げてやる。その先に何があるか。何が見えるのか…。行けばわかるさ。これからも新3冠王者・中嶋勝彦から目を離すな」と不気味な笑みと共に話し観客をどよめかせた。

 だれが黒き3冠王者を止めるのか。それとも――。