侍ジャパンで「アジアプロ野球チャンピオンシップ」優勝メンバーとなった巨人の2メートル超・秋広優人内野手(21)が21日、オプトアウトを行使した師匠・中田翔内野手(34)とのやりとりを明かした。
戦いを終えた秋広は休む間もなくジャイアンツ球場で自主トレを行った。初招集となった日本代表では4戦中2戦に出場し6打数無安打と悔しい結果になったが、「すごいメンバーと、ジャパンのユニホームを着て優勝できた。いろいろな話もできましたし、いろいろなことも教えてもらった。すごい、いい経験になりました」と収穫を口にした。
3年目の今季はプロ初安打、初本塁打をマーク。規定打席に4打席足りなかったものの、3番を務めるなど打率2割7分3厘、10本塁打、41打点と飛躍の年となった。「全試合出場が目標。今まで開幕で一軍だったことがないのでまずはそこを目標にして、結果を出し続ける。これからのオフだったり自主トレというところでしっかり準備していきたい」と若武者は意気込んだ。
侍期間中、師匠・中田翔が複数年契約を破棄し自由契約となることが決まった。2年連続で自主トレに帯同した秋広はすぐに、「どこに行くんですか?」と直球質問。これに中田翔は「ヤンキース」と答えたという。
「まじめに『どこに行くんですか?』と聞いたら『ヤンキース』と来たから、またふざけてんのかと。『ブルペンキャッチャーですか?』って言ったら、『バッピの横で球渡し』と言ってました。あの人も十分、ちょけてました」(秋広)
これだけ言い合えるのは師弟のキズナの深さのおかげ。秋広は「翔さんにお願いして。自分としっかり向き合ってしっかり高められるようにしたいです」と自主トレ帯同を継続するという。