中日の大野雄大投手(35)が9日、ナゴヤ球場で契約交渉を行い、現状維持の3億円(推定)でサインした。契約更改後の記者会見では低迷を続けるチームに対する熱い思いを吐露。「ガラッと変わらないと勝てへんやろなと思います」「ただ練習するだけじゃ強くならないと思います」と中日球団全体の意識改革を訴えた。

 以下は会見での一問一答

 ――チームとして低迷が続く中、来年への思いは

 大野 僕自身はもうしっかりやるだけですよね。今年投げてないですから。チームの力に全くなれてないわけですからね。しっかりローテーションを守ることをまず基本的にやっていきたいと思います。チームとしてはガラッと変わらないと勝てへんやろなと思います。このままいっても多分勝てへんと思いますね。選手が1番やらないといけないんですけど、球団もそうですし、監督、コーチ、みんながやっぱり変わらないと、僕は強くはならないと思うので。それをどうしていかなあかんのかという話なんですけど…。このままいっても多分強くはならないです。この秋、それをどうにかしようと思ってみんな必死にやっているんですけど、いきなり山本由伸選手みたい人が出てくるかといったら出てこない。岡本選手や村上選手みたいなバッターもいきなり出てこないですから。選手もどうやったらそうなれるのかな、と考えていかないと難しいのかなと感じますよね。うちの球団はこれだけ低迷してますから、もっともっと変わっていかないと。ただ練習するだけじゃ強くならないと思います。

 ――「ガラッと変わらないと勝てない」と発信した意図は

 大野 今年優勝した阪神にはいろんなところで大差をつけられているのかなと思います。全体力というかチーム力をもちろん上げようとはしているんですけど、それをもっと上げられるのではないかと思いながらいるので。

 ――(日本一の)タイガースとドラゴンズの1番の違いは

 大野 うーん、難しいですね。明確な指示を出してそれに選手が応えていくといいますかね。ひとつは四球もそうですけど。(新聞の)紙面でしかわかりませんが、岡田監督がそれを選手に伝えて選手がしっかりと実行していて。それが査定のポイントにしっかりつながっていると話してやっていた。ツーストライクに追い込まれても何とか粘って(四球を)取っていくという姿勢は、明確な指示と球団もそれをしっかり査定してあげるというつながりがあってそういうのは増えたんじゃないかと思います。

 ――今日は球団とそのような話はしたのか

 大野 してないです。あんまりしないタイプですね。ここでしゃべったらそれは見てくれると思いますし。僕も35になってそんなに長くはできない。チームのことを思いながら今までやってきましたけど。もっともっとどうしていったらいいか考えながら。先日も柳と(高橋)宏斗と(小笠原)慎之介と食事にいったんですけど、そのときもどうすればいいのかなといろいろ話をして。いろんな意見交換をしてそれを実行していけたらなと思います。

 ――チーム全体が若い選手で構成されている。この1年、一歩引いて見ていてどう思っていたか

 大野 うーん、まあ難しいですね。若いからといってゲームに出ている以上は言い訳にはできないというところもたくさんありますけど1年目、2年目からはなかなか数字は残せないものですから。13年見てきましたけど。もっともっと練習せなあかんのかなと。

 ――球団史上初の2年連続最下位

 大野 よくないとは思いますね。よくないですよね。

 ――クライマックスシリーズも(2012年を最後に)10年以上出ていない。そこも目標にしていく

 大野 優勝はもちろん目指さないといけないと思います。大谷選手が「1番以外は目指したことない」と言ってましたけど、これだけ応援してくださるファンの方がいる中で「とりあえず3位目指します」というのは絶対違うと思いますし、1番上を目指して。現実的に見て難しいことですが、もちろん目指していってやっていかないといけない。そこから夏以降は戦い方がかわっていくかもしれないけど開幕前から3位というのは絶対ないと思いますし、優勝目指してやっていくと思います。

 ――来年にかける思いは

 大野 来年次第では2025年シーズンはユニホームを着られない可能性もありますし、その中でどれだけやれるのか自分自身にかかっている。その覚悟を持ちながらの1年になると思います。(来年は)36歳ですけど34歳までローテーション守れたので、たった1年か2年でできなくなるわけはないと思っている。規定投球回は毎年のテーマなのでクリアできるように準備してきます。