阪神が5日の日本シリーズ第7戦(京セラ)でオリックスに7―1で快勝し、38年ぶりの日本一を達成した。

 世界一に輝いた今春のWBCメンバーでもあった中野拓夢内野手(27)は、日本で最も長いシーズンを送った男だろう。

 レギュラーシーズンの143試合にとどまらず、CSファイナルステージの3試合、そして日本シリーズの全7試合でフルイニング出場。不動の「2番・二塁」として攻守でチームを支えたが、次なる目標は「日本を代表する二塁手」になることだろう。3月のWBCを戦った侍ジャパン関係者は、そんな期待を寄せている。

「今回のWBCは遊撃手で選ばれて、侍の正遊撃手だった源田(西武)にああいうこと(試合中の骨折)があって。源田が先発で試合に出られない間、あの舞台で立派にというか、遜色ないプレーをやってくれた。さらにその後のチームに戻って、阪神の二塁手としてフル出場だから。これは本当に立派なこと。次のWBCでは二塁手として源田と二遊間コンビを組んだら…って想像した(笑い)。もちろん、これからのジャパンではそこを目指してほしいしね」

 2020年のドラフトで社会人・三菱自動車岡崎から6位指名で入団。プロ入りは24歳で遅咲きながら攻守で成長を続け、昨季の遊撃からコンバートされた今季は164安打で最多安打のタイトルも獲得した。今や日本球界を代表する内野手となった〝虎の鉄人〟はまだまだ進化を続ける。