新・天童の星だ! WBC日本代表に内定している阪神・中野拓夢内野手(26)の故郷、山形県天童市も日の丸戦士輩出に大いに沸いている。

 将棋駒の生産地としても有名な人口約6万人弱の市は、野球熱も盛んでプロ野球選手も今季、日本ハムの加藤武治一軍投手コーチや、今季からロッテの二軍打撃コーチを務める栗原健太氏が有名。中でも4番打者として2000年の広島の中心打者でもあった栗原氏は09年のWBCメンバーで、栗原氏の現役時は〝野球少年〟だった中野にとってもあこがれの存在だったという。

 そんな故郷が早くも大いに沸いている。栗原氏も年始に帰省し、そんな盛り上がりを感じたひとりで「選ばれたら、すごいことですよね。彼は足も速いですし、バッティングがいい。地元にとっても明るい話題にもなりますし、ぜひ、頑張ってほしい」とエール送る。さらに中野とは〝遠からず〟縁もあったと明かす。

「偶然にも、実家も近いんです。中日で僕がコーチやってたとき、試合前、あいさつにわざわざきてくれて。そのとき、本人が僕の実家の前は『ランニングコースだったんです』って。それ聞いて、ビックリしましたけど(笑い)。なんかうれしかったですね」(栗原氏)

 栗原氏の実家は天童では有名な焼き肉店「マルタイ」を営んでおり、少年時代の中野も「ちょくちょく、来てくれていたみたいです」(栗原氏)と来店してくれていたとか。

 中野は愛知・岡崎での自主トレで「日の丸を背負ってプレーしてみたいという気持ちが強い。いつ呼ばれてもいいように準備はしています」と、例年よりも早いペースでコンディション作りに励んでいる。

 天童市出身のプロ野球選手としては、栗原氏以来となるWBC戦士。地元からの大きな期待も、日の丸の大舞台に臨む中野を大いに後押しすることになりそうだ。