ドジャースの大谷翔平投手(31)はサイ・ヤング賞の有力候補の一人だ。米メディア「ヘビー」が1日(日本時間2日)に「大谷翔平は歴史的なシーズンを送っているが、アナリストは感銘を受けていない」と報じるなど、意見が分かれている。
そんな中、通算213勝、154セーブで資格1年目の2015年に米野球殿堂入りしたジョン・スモルツ氏(59)が、米スポーツサイト「スポーツブーム」のインタビューで注目発言。大谷を今季ナ・リーグのサイ・ヤング賞有力候補に挙げた一方で、「ドジャースの強さ」が個人タイトル獲得の壁になる可能性を指摘しているのだ。
今季の大谷はここまで9試合に先発し、防御率0・82。先発9試合以上では自責点が公式記録になった1913年以降では歴代4位と傑出している。だが、今季のナ・リーグのサイ・ヤング賞争いは史上最大の激戦だ。
フィリーズのクリストファー・サンチェス投手(29)は現在44回2/3連続無失点を継続中で防御率1・47はメジャー1位、ブルワーズのジェイコブ・ミジオロウスキー投手(24)は108奪三振、WHIP(1イニングに許す走者数)0・79、被打率1割5分はともにメジャートップ、防御率1・65はリーグ2位だ。さらに前年の受賞者パイレーツのポール・スキーンズ投手(24)も外せない。スモルツ氏はライバルの名を挙げながら「彼の能力と、彼がプレーしているチームから考えて、今の時点でのサイ・ヤング賞本命はオオタニだ」と高く評価した。
だが、同氏は懸念点も指摘した。「問題は個人タイトルとチームの成功、その兼ね合いだ。ドジャースはシーズン終盤に選手を休ませる余裕を持つ可能性が高く、それが個人タイトルには不利に働くかもしれない」
ドジャースがシーズン終盤で独走態勢に入れば、選手らの疲労管理の一環でポストシーズンを見据えて登板間隔を空けたり、球数を制限したりする可能性もある。サイ・ヤング賞では投球回数や積み上げた数字が重視されるだけに、スモルツ氏は「必要な投球回数や成績を残せるかはまだ分からない」とコメントしている。
それでも同氏は「彼はサイ・ヤング賞を取りたいと思っている。それは彼の勲章に加わる新たな一つになる。彼は自分がやろうと決めたことは成し遂げる選手だ」と大谷への絶大な期待を示した。大谷にとって今季はサイ・ヤング賞受賞の大チャンスだが、同時に年齢や二刀流の負担を考えればラストチャンスの可能性もある。最後まで目が離せない。











