巨人からドラフト1位指名を受けた西舘勇陽投手(21=中大)が27日に、都内にある同校の施設で阿部慎之助監督(44)らの指名あいさつを受けた。

 緊張した表情で「先輩」たちを出迎えた。この日は母校の先輩でもある阿部監督に加えて、水野スカウト部長、円谷担当スカウトが来校。前夜に抽選の末当たりくじを引き当てた指揮官と、待望の対面を果たした西舘は「自分が小さい時のスーパースターの選手で大学の先輩。テレビの中の人って感覚でした」と指揮官のオーラに圧倒されていた。

 即戦力右腕へかけられた期待は大きい。提示された背番号は、菊池や大谷ら花巻東時代の偉大な先輩たちが背負っていた「17」。球団からも「球団の枠を超えて日本を代表する大投手」になることを願われているだけに「僕にとって特別な番号。すごいうれしい」と、その表情もより引き締まった。

 既に視線の先はプロのステージに向けられている。「昨日は指名していただいて、うれしい1日を過ごした」と喜びを噛みしめつつも「自分としても、野球人生はこれからだと思っている。今日も午前中に練習をしましたし、ここから切り替えてやっていけたら」と早くもスイッチを入れている右腕。「1年目は1年間一軍に帯同することが目標。将来的には開幕の先発ローテ入って、優勝への力になれれば」と真剣な表情で目標を打ち立てた。

 チームにとっては喉から手が出るほど欲しかった即戦力投手。阿部監督から「まずは先発で」と注目されるルーキーがまず目指すは、開幕ローテーション入りだ。