新日本プロレス28日(日本時間29日)の米国・ラスベガス大会でNEVER無差別級王者のタマ・トンガ(41)に挑戦する鷹木信悟(40)が、同王座の真の無差別化を見据えた。3度目の戴冠を狙う鷹木は、過去の王者時代にも掲げた団体・階級の枠を撤廃した防衛ロードに意欲。〝意中の3人〟の名前を挙げて、ベルト奪取と長期政権樹立を誓った。

 鷹木はラスベガス決戦のメインでタマに挑戦する。今夏のG1クライマックス公式戦では20分時間切れ引き分けに終わっており、王者から決着戦を要求された格好だ。「俺と決着をつけたい思いが強いと思うけど、新王者になっていきなり俺でいいの? 以前タイチがKOPWの価値を上げようと初防衛戦に俺を指名して、いきなり取られてってことがあっただろ。俺自身も2年前にMVPを取った時より今の方が実力は上がってるつもりだからね」と挑戦者ながら不敵な笑みを浮かべた。

 すでに団体最高峰のIWGP世界ヘビー級を巻いた鷹木だが、NEVERは2020年2月に新日本で初めて手にしたシングルベルトで思い入れは強い。王座奪回後の青写真として「以前も言ったかもしれないけど、NEVER無差別級というのであれば、挑戦者も階級・団体が無差別であってもいいと思ってるからね。階級も団体も関係なく選べたら」と豪語した。

 実際に第一次政権時代にはSHO、エル・デスペラードといったジュニアヘビー級の挑戦者も迎え撃った。その一方で、他団体勢との防衛戦は実現していない。早期には困難でも、長期政権を築けば外からの挑戦者を呼び寄せることができる可能性はゼロではない。

 すでに鷹木には意中の男が3人いる。まずは今年1月に退団した飯伏幸太だ。「戦績も1勝1敗だし、21年7月の東京ドームでの対戦が流れてしまっているからね。彼も『可能性は0じゃない』とツイッター(X)で言っていたし」とニヤリ。また飯伏の盟友のケニー・オメガ(AEW)に対しても「関係者を通して、ケニーも『鷹木とだったらやってみたい』と言ってたと聞いたことがある。俺自身もケニーとはやりたい気持ちが強いよ」と、初一騎打ちを熱望した。

 さらに9月にノアを退団した中嶋勝彦にも熱視線を送る。1月の対抗戦(横浜アリーナ)では鷹木が勝利。「試合してきた中で、あのピリピリした緊張感は今年一番だった。勝ったと言っても1回だけで、シングル戦績は1勝2敗で向こうの方が勝ち越してるからね」と、再戦に意欲的だ。

 もちろんまずはベルト奪取が最優先事項。NEVERが秘める無限の可能性を信じて、鷹木がラスベガス決戦に向かう。